カフェの経営
【カフェの経営】シリーズ
4店舗のカフェ経営で日々感じていることや、これからカフェをオープンしたい人に向けたカフェの運営の裏側について発信しています。
カフェの経営シリーズを始める一つ動機として、カフェを実際にオープンする人を増やすという目的があります。
周りを見渡すと大手チェーン店で溢れかえってきた感が否めない現状、チェーン店を否定している訳ではなく(個人的にけっこう利用するので)選択肢として、個人店のカフェは世の中に絶対必要!!だと思いませんか?
地域に根付いた、〇〇さんがやってるカフェ。
そんなお店をこれからもどんどん増やせるようにしていきたいと思ってます。
開業までに必要な3つのこと
前回のブログでお伝えしました通り、開業までの大まかな道のりは3つあります。
今回は、より具体的に行動できるよう詳しく説明していきます。
コンセプト作り
まずはコンセプト作りです。
コンセプトは集客装置の一つとなりますので、慎重に考える必要があります。
またカフェをオープンした後に、カフェを続けるモチベーションにも影響します。
ですので、ご自身が好きで好きでたまならないことをナチュラルに強調し過ぎずに表現することが大事です。
趣味や好きなことを、そのままコンセプトにしても良いとは思いますが、注意ポイントは、好きすぎて違う意見を否定してしまうことです。
好きすぎて他人の意見を受け入れられないことは、好きなことのまま自分自身だけで楽しむことをおすすめします。
自分自身で拘りがあるから、趣味や好きなことになっていると思いますので、同じ趣味を持っている人で意見が異なる人を寄せ付けない店になってしまうと、どんどん内々の集まりになってきます。
カフェの売上は単価×点数×客数という簡単な計算です。
そしてカフェの弱みは、単価が低いこと。
そしてアルコールのように何杯も飲まれないこと。
となると客数が大事です。
内々の集まりのカフェを作ってしまっては、客数部分が上がっていくことはなく、衰退に向かっていってしまいます。
コンセプト=集客装置ということを、しっかり念頭に置いてコンセプトを決めていきましょう。
コンセプトが決まったら運営で気を付けること
例えば、カメラが好きだとすると、単純にご自身のカメラコレクションや撮った写真を店内に飾るというだけでは逆効果です。
カメラ好きが集まれるような設計も合わせて考える必要があります。
カメラの上手な撮り方講座やお客様から写真を集めて個展や展示会的なことを開催するなどして、人が集まれるよう店舗が色々な仕掛けをしていく必要があります。
カフェは人が集ってこそ、未来永劫続いていくのです。
押しつけがましくならないよう気を付けつつ、自分が好きなものに囲まれながら、好きな人にも囲まれながら仕事をすることは何とも言えない、充実した人生の過ごし方だと思います。
カフェ×〇〇〇
当店は、カフェ×自家焙煎珈琲 という、超スタンダードなお店です。
もともと自家焙煎珈琲がメインで始めたので、コーヒー豆屋という認識がとても強いです。
不定期ではありますが、珈琲についてのセミナーを開催して、珈琲が好きな方を集めたり、コーヒーのイベントを開催したり、生産国から生産者をお招きして生産者の生の声をお届けしたり、コーヒーの映画を流したり・・・
様々なコーヒーにまつわることや、単純に人のつながりから生まれるセミナーを開催してきました。
そこで生まれる、お客様同士の繋がりや、スタッフとお客様との深い繋がりがお店にとって、とってもとっても大事な資産になります。
カフェを長く続ける(集客の面で)ポイントは、あそこのお店に行けば〇〇があるし、〇〇さんがいる、という口コミです。
このようなブランドイメージが確立できれば、新規顧客獲得に苦労することなく、カフェの運営を続けることができます。
ぜひ開業までにじっくりコンセプトを考え抜き、開業後のコンセプトを利用したイベントやPRまで計画していきましょう。